不整脈や胸痛を感じて、自分の身体に何か問題が発生しているのではないかと悩む方もいらっしゃるでしょう。心臓が位置する胸部分に痛みがあると、不安になってしまうものです。その痛みは、もしかすると心臓が原因かもしれません。

ここでは、心臓の働きや胸痛とは何か解説していきます。

また、心臓が原因の胸痛の場合どんな病気が考えられるか、脈拍を自身でチェックする方法などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

心臓とは、血液を全身に送る機能をもつ臓器です。ポンプのように圧力をかけて、全身へ血液を送ります。身体を動かすための栄養素は、この心臓から送られてくる血液に含まれているのです。

人間の身体に含まれるすべての臓器は、心臓から送られる血液に含まれた酸素によって動いています。記憶する脳や呼吸する肺、手足を動かすための筋肉などはもちろん、心臓自身も血液に含まれる酸素で動いているのです。

そのため、心臓に何らかの異常が発生して全身へ血液を送れなくなると、複数の臓器が酸素を受け取れなくなってしまい、正常に動かなくなってしまいます。

そのため、心臓は人間の身体にとってとても重要なものなのです。

いとう内科循環器科では、生活習慣病による心疾患、不整脈などの診療を行っています。胸痛など症状がなくても、気になる方に対して簡単な心臓ドックでチェックを行うことも可能です。まずはお気軽にご相談ください。

胸痛とは、体の前面部分である胸あたりに痛みを感じる症状です。痛みは締め付けられるような感覚や、何かに押されているような圧迫感があるケースもあります。人によっては背中や肩、奥歯など胸以外にも痛みが発生する場合があり、胸だけが痛むとは限りません。

胸痛を感じて病院で検査した際、その原因の半数以上が心臓以外です。特に胃食道逆流症など、消化器関連の臓器が原因になることが多い傾向にあります。消化器ではなく循環器に原因がある場合は、狭心症や心筋梗塞が原因の場合があります。

原因がわからないけれど胸痛が心配で検査したいという方は、いとう内科循環器科へご相談ください。

胸痛など痛みの症状がある場合、その原因は様々です。

心臓が痛みの原因になっている場合、狭心症や心筋梗塞が考えられます。狭心症の場合は、症状が約2分から10分で収まるため、あまり長くはありません。

冠動脈の動脈硬化が原因であれば、歩いている際や入浴時などに発生し、動脈の痙攣が原因であれば、寒さなどで刺激があった際に発生するといわれています。狭心症の薬として処方されるニトログリセリンの製剤を口にすれば、症状は数分で治るでしょう。

心筋梗塞が原因の場合には痛みが30分以上と長く続きやすく、冷や汗や吐き気があります。狭心症の薬を口にしても症状は治りません。早急に対処する必要があります。

胸痛は心臓が原因でない場合が多いですが、中にはこのような狭心症や心筋梗塞が原因の可能性もあります。少しでもおかしいと思ったら、病院の受診がおすすめです。

心臓の脈拍が途絶えるなど、不整脈ではないかと気になる方は、脈拍のセルフチェックもおすすめです。日常で簡単にできる方法をご紹介します。

脈拍を自分でチェックする際、手は左右どちらでもかまいません。

計測する側の人差し指と中指を、反対側の腕の手首に当ててください。少し外側の部分に指を当てていると、ドクドクとした脈拍を感じられます。その脈拍のタイミングが、一定になっているかを確認してみましょう。

気になる症状がない場合でも、毎日1分間脈拍を計測して、数字がずれていないか把握しておくと健康管理に役立ちます。1分間計測せずとも、15秒のみ計測した数値を4倍で記録しても構いません。

胸痛が発生した際や、脈拍をチェックして不安に感じた際は、いとう内科循環器科までご相談ください。

心臓が悪化してしまうと心不全になるリスクがあるため、早期発見・治療が大切です。 気になることがあれば、早めの検査をご検討ください。

不整脈や胸痛といった症状は、心臓が原因かもしれません。胸痛だけでなく他の部位に痛みが発生する場合もあり、狭心症や心筋梗塞などの可能性があります。

脈拍を毎日セルフチェックするなど健康管理をし、不安に思う際は病院の検査を受けてみましょう。

いとう内科循環器科では、心臓関連の病気の診察に対応しております。生活習慣病についてもご相談いただけますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。