慢性疾患の治療や生活習慣病予防のために、内科や循環器内科にかかるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。生活習慣病の原因は、慢性的な運動不足と不摂生、偏った食生活、ストレスなどによるものとされています。若い頃は免疫力が高く、新陳代謝も活発なため、運動不足や偏った食生活による影響は受けにくいです。

しかし、年齢を重ねるごとに様々な症状となって現れます。

そこでこちらでは、生活習慣病と心不全などの心臓病にスポットを当てて、主な症状と原因、解決策をご紹介します。

柏市や我孫子市で内科・循環器内科をお探しなら、いとう内科循環器科へお越しください。

高齢者の死因の多くが心臓病によるものです。年齢を重ねるにつれて心臓機能も衰えていくため、心臓病のリスクは高くなります。そのなかでも特に多いのが、心不全・虚血性心疾患・心臓弁膜症です。こちらでは、心臓病の主な原因と症状をご紹介いたします。

心不全

心不全とは、心臓を動かしているポンプ機能が低下することで起こります。その原因は、身体機能の老化や高血圧・糖尿病などの生活習慣病といわれています。なかには、夜中に突然息苦しくなり最悪のケースにいたることもありますが、ほとんどの場合が脚のむくみや体重の増加、息切れなどの自覚症状がしばらく続きます。

主な初期症状としては、身体がいつもよりだるく感じる、少し動いただけで疲れやすいなどです。どの心臓疾患も最終的には心不全になるため、これらの症状が現れた場合は、早めに内科や循環器内科を受診しましょう。

虚血性心疾患（心筋梗塞・狭心症）

心筋（心臓の筋肉）に栄養と酸素を運んでいる冠動脈に、血流障害が生じて起こるのが虚血性心疾患です。冠動脈が動脈硬化やコレステロールの蓄積によって狭くなるため、心筋に血液を届けることができず最終的に心筋が壊死してしまうのです。

老化や生活習慣病が原因といわれており、男性では60代以降、女性では70代以降に多く見られます。症状としては、疲れやすさやだるさを感じることが多いです。

しかし、急性心筋梗塞の場合は胸の苦しさやげっぷ、胃もたれ、進行した狭心症は安静時にも胸痛や息苦しさを感じるようになります。

心臓弁膜症

大動脈弁・僧帽弁・肺動脈弁・三尖弁の4つの弁が老化などにより機能障害をきたして生じるのが心臓弁膜症です。機能障害により弁がうまく閉まらなくなる（閉鎖不全）と血液が逆流したり、開かなくなる（狭窄）と血液が心臓弁を通過することができなくなったりして心臓に負荷がかかり、進行すると心不全を合併します。75歳を超えると10人に1人の割合で心臓弁膜症になるといわれているほど、患う方が多い病気です。初期のうちはだるさや疲れやすさ、息切れを感じる程度ですが、進行すると失神したり、胸痛を感じたりすることがあります。

これらの心臓疾患は老化による影響も大きいですが、生活習慣病が深くかかわっています。日々の生活に気をつけることで、リスクを下げることができるのです。

疲れやすい・息切れしやすいと感じたら、すぐに近くの内科や循環器内科に相談しましょう。いとう内科循環器科では心臓疾患を招かないよう、一次予防に力を入れています。生活習慣病が気になる方も、まずはお気軽にご相談ください。

心不全の予防には、心臓に負担をかけない生活が欠かせません。定期的に内科や循環器内科を受診するのはもちろん、栄養バランスのよい食事と適度な運動を心がけましょう。こちらでは、心臓疾患を予防するための方法をご紹介いたします。

適度な運動

過度な激しい運動ではなく、適度な運動を心がけましょう。急に激しい運動をすると心臓に負担がかかってしまうため、ストレッチやウォーキングで少しずつ身体を動かすのがおすすめです。

塩分摂取量を減らす

塩分の摂りすぎは高血圧につながるため、減塩は有効な方法といえるでしょう。減塩すると料理が美味しくなくなってしまうという場合は、出汁を使うなどして味付けを工夫しましょう。

心臓に負担をかけない

入浴時の温度は40～41℃程度にして、湯船には10分以上浸からないように注意しましょう。10分以上の入浴は心臓の負担になってしまいます。

心不全などの心臓病の背景には、老化と生活習慣病の存在があります。これらの病気を患ってしまうと、心臓の筋肉に栄養や酸素を送る冠動脈に血流障害が起こってしまい、結果的に心不全に発展してしまうのです。息苦しさなどの症状が見られる場合は、すぐに内科・循環器内科を受診するのはもちろんですが、生活習慣病を予防する身体づくりも大切です。

生活習慣病は、様々な病気の原因となり得るので注意が必要です。生活習慣病が引き起こす病気のなかでも特に心不全は恐ろしく、最悪のケースも想定されます。

疲れやすい・だるい・息苦しいなどの気になる症状がある場合は、すぐに最寄りの内科・循環器内科を受診しましょう。

千葉県我孫子市にあるいとう内科循環器科は、咳・熱などの急性疾患や高血圧症・糖尿病などの慢性疾患はもちろん、生活習慣病によって生じる心臓病にも対応いたします。心臓の働きが悪くなると、心不全になるリスクがあるため、早期発見と治療が大切です。気になる症状がある方は、ぜひいとう内科循環器科へご相談ください。