【我孫子市】息切れには5つの段階がある

一口に息切れといっても、人によって苦しさの度合いは異なります。そのため、息切れがつらくても、相手にはなかなか伝わらず、たいしたことではないと片づけられることも珍しくありません。

息切れは誰にでも起こることですが、健康な方なら激しい運動をしたときにのみ感じるものです。程度により5段階にわけられるため、まずは自身の現状をチェックしてみましょう。

息切れの評価

このうち、まったく息切れのないグレード0と、激しい動きをした後にのみ息が切れるグレード1を除いたグレード2～5に当たる方は、一度病院や専門クリニックでの診察をおすすめします。

坂道や階段での息切れ

健康な方も、山登りや激しい運動をすると息が切れます。では、坂道や階段も同じように息が切れるのではと思われるかもしれませんが、健康な方ならほとんど息切れを起こすことはありません。

緩やかな坂道や階段程度でも息切れを起こすということは、酸素を体内に取り込む際になんらかの支障がある、もしくは酸素を全身に運ぶことが阻害されていることが考えられます。

グレード2程度の息切れならまだ大丈夫と安易に考えるのではなく、なんらかの病気が隠れていないか、病院や専門のクリニックに相談しましょう。

【我孫子市】息切れは何科？

息切れや息苦しさなどで呼吸が苦しいときは、何科を受診すればよいのでしょうか？息苦しさには様々な原因が考えられるため、症状に合わせて選ぶことがポイントです。

まずはかかりつけの内科でもOK

息切れの相談はかかりつけの内科でも問題ありません。診察時には、どのような状況でどの程度の症状が現れるか、できるだけ詳しく説明しましょう。

より詳しい診察を希望する場合

息切れは

にて、治療が可能です。専門クリニックでの治療を希望される場合は、症状に合わせてどちらかを選ぶとよいでしょう。

これらにあてはまる場合は、循環器内科を予約しましょう。

これらの症状がある場合は、呼吸器内科を予約しましょう。

いとう内科循環器科では、息切れや息苦しさに関する相談を承っております。

不整脈や心臓に関連する異常はないか、循環器科医が丁寧に診察し治療にあたります。また、高血圧症・糖尿病などの生活習慣病にも注力しているため、様々な角度から息切れの原因へアプローチが可能です。

急ぎ足で歩く場合や坂道をのぼる程度でも「息が切れる」「息が苦しい」「呼吸がしづらい」「息が詰まる」と感じたら、まずはご相談ください。いとう内科循環器科では、初診の予約も可能です。インターネットの初診外来受付サービス、もしくはお電話でご予約ください。

【我孫子市】息切れはどのように始まった？

息切れで病院や専門クリニックを受診する際にポイントとなることは、まず「息切れはいつからどのように始まったか？」という点です。

「グレード2：平地を急いで動く、または緩やかな坂をのぼるときに息切れを感じる」以上の症状がいつからあるのかを考えましょう。

はっきりとわからない場合は、

など、わかる範囲でよいので、まとめておくと診察もスムーズです。

息切れと呼吸困難

呼吸困難と表現されると、重症のイメージを持たれるかもしれませんが、息が切れる、息が苦しい、息がつまる、呼吸がしづらいなどの症状もすべて、医学用語では呼吸困難と呼ばれます。

「呼吸困難ではなく単なる息切れだから」と軽視するのではなく、どのように息が切れるのかできるだけ詳しく伝えましょう。

呼吸困難が起こる状況

診察では、呼吸困難は突然起こったのか、もしくはゆっくりと始まったかも確認されます。その他、安静にしている際に起こったのか、スポーツや運動後に起こったのかも尋ねられるでしょう。これらは診断や治療の大きな手掛かりになります。

息切れを起こすと充分に動くことが苦しくなるため、運動不足になりがちです。また、運動不足が原因で筋力が衰え、酸素が行き渡らなくなり、息苦しいと感じることもあります。

息切れは原因を知り正しく対処することで生活の質向上にも繋がります。少し動いただけでも息が苦しいと感じられる方は、早めの受診をおすすめします。

いとう内科循環器科では初診の予約が可能です。生活習慣病から心臓病まで幅広く対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

【我孫子市】息切れ以外に症状はある？

受診をする際は、息切れ以外の症状があるかも重要です。

息切れと同時に起こりやすい症状

息切れの他、熱があれば肺炎などの感染症の可能性が、胸に痛みを感じるのであれば気胸や胸膜炎、心不全の可能性もあります。また、せきやたんがある場合は、肺炎や肺がんも考えられます。

めまいや立ちくらみがある場合は貧血が、慢性的な下痢や体重減少、動悸がある場合は甲状腺が原因の可能性もあります。

検査内容

息切れを起こす際の詳細や、他の病気との関連について問診が行われた後は、原因を調べるために検査が行われます。

息切れは、呼吸器の問題だけでなく病気が隠れている可能性もあるため、様々な検査が必要です。

・胸部のレントゲン

レントゲン検査では肺や心臓の状況をチェックします。

肺に白い影があれば、肺炎や肺がんが疑われます。ただし、高齢者の場合は、影がでないこともあるので注意が必要です。

心臓の拡大や肺のむくみ、胸水が見られるときは、心不全の危険があります。

慢性閉塞性肺疾患（COPD）の場合、初期はレントゲンに変化はありませんが、進行していると肺は膨らんで見えます。

・血液検査

血液検査では様々なことがわかります。感染症を起こしている場合は、炎症反応が高くなります。心不全の疑いがあるとBNPが、肺血栓塞栓症ではD-ダイマーの数値がそれぞれ上昇します。

・その他の検査

心筋梗塞やぜんそくには呼気NO検査、慢性閉塞性肺疾患には呼吸機能検査が欠かせません。

息切れは、肺、心臓、血液、内分泌、神経や筋肉、精神などに疾患がある場合も少なくありません。単なる運動不足や加齢が原因と自己判断をするのではなく、息切れがする、息が苦しいと感じるときは、早めに病院を受診しましょう。