偏った食事や運動不足、過度な飲酒、ストレス…。糖尿病は肥満による高血圧を放置していた結果、発症してしまう生活習慣病の一つです。多くの人が発症するおそれのある糖尿病、高血圧との関係性を知っている人は、どのくらいいるでしょうか？こちらでは、我孫子市で高血圧が気になる方に向けて、高血圧と肥満の関係、血圧が正常高値でも注意をしなくてはいけない理由を解説いたします。

高血圧とは

高血圧とは、安静にしている状態で血圧を測定しても、慢性的に正常値より高い数値が出る状態です。高血圧は血管に負担がかかるため、それだけでも他の生活習慣病の怖さがありますが、いくつかの因子が積み重なることで、そのリスクは増大します。

高血圧の新基準（20歳以上）

上記はあくまで目安であって、高血圧の診断は医師が行います。この数値に近い場合は、我孫子市の内科で検査を受けましょう。

放置するリスク

高血圧によって血管が傷つき固くなると、動脈硬化を促進させることがあります。高血圧を放置することによってリスクが高まる病気は、くも膜下出血や脳梗塞、脳出血などの脳卒中です。命が助かったとしても、運動障害や言語障害などが残ることが多く、日常生活を送るのが困難になる場合もあります。また、慢性腎臓病になると血液中の塩分をコントロールできなくなり、血圧が上昇するという悪循環に陥ります。この他にも、脳卒中や心疾患につながるリスクが格段に上がるため、定期的な検査をしましょう。

生活習慣病の原因と予防方法

我孫子市で特定健診を受けたことがある方ならご存知のメタボリックシンドローム。腹部の肥満を根拠に、高血糖や高血圧などの因子が重なった状態で、動脈硬化や心疾患を引き起こしやすい状態になります。メタボリックシンドロームになる原因のうち、最も多いのが高血圧です。肥満の人は血圧を上げる物質を作る内臓脂肪が増えるため、血圧が高くなりやすいので特に注意しましょう。

さらに、日本国民の3人から4人のうち1人は高血圧の可能性があると言われており、肥満になると2人に1人という確率に上がります。高血圧は自覚症状がないため、知らない間に動脈硬化が起きている可能性があります。肥満の人は特に、定期的に血圧を測って自分の身体の状態を把握し、問題がある場合は医師に相談しましょう。

医師・スタッフ紹介

偏った食事や運動不足、過度な飲酒、喫煙などの習慣がある人は、高血圧の前段階である高値血圧（正常な範囲内の高めの血圧）でも、脳卒中や心疾患になりやすいです。その他にも、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群により、夜間に交感神経が活発になることで、高血圧になっている場合があります。不安な方は血圧が高くなる因子を調べ、早期治療ができるようにしましょう。

特に、糖尿病にかかっている人のうち高血圧の人は、糖尿病ではない人の2倍の数を占めています。動脈硬化が進行によって血圧が上昇しているので、糖尿病の疑いがある方は定期的な検査がおすすめです。

高血圧になってしまうと、様々な生活習慣病にかかる可能性を否定できなくなります。さらに、肥満の状態でも高血圧になりやすいので、定期的に血圧を測定して自分の身体の状態を把握しておきましょう。我孫子市にお住まいで高血圧が気になったら、いとう内科循環器科にご相談ください。JR我孫子駅（北口）から徒歩1分の場所にあります。