時々起こる胸痛や息苦しさに不安を抱いていませんか？胸が締めつけられたり、圧迫されたり、チクチク・ピリピリと刺すような胸痛が気になっている方、もしかしたら病気のサインかもしれません。「少し休めば大丈夫だから…」と、病院に行くかどうか迷っている方に、我孫子市のいとう内科循環器科が胸痛を伴う代表的な病気についてお伝えいたします。特に高血圧ぎみの方は、自分がなりやすい病気への理解を深め、予防に努めましょう。

胸痛を伴う代表的な心臓の病気は、病院の心電図検査や胸部X線検査などでわかります。

心筋炎

心筋炎は心臓の筋肉がウイルスに感染して炎症したり、高血圧などによってダメージがかかったりして、胸痛をきたす病気です。心筋炎はポンプ機能が正常に動かなくなる病気ですので、風邪に似た症状が起こり、不整脈や心不全を発症することがあります。

不整脈の種類や症状

心房細動

心房細動になると、心臓の上半部にある静脈とつながった部屋のような部分が細かく痙攣し、収縮のリズムが崩れてしまいます。こうなると心臓がポンプの役目を果たすことが困難になるため、胸痛や胸の不快感、動作時の息切れなどが起こります。

狭心症

狭心症は心臓にある血管（冠動脈）に動脈硬化が起こることによって、胸痛をきたす病気です。運動時や歩行の最中に胸が苦しくなり、胸痛や息苦しさが何度も起こります。左腕にしびれが起こることもあり、心拍数の増加や動機も併発するので、心あたりがある方はすみやかに我孫子市の病院で検査を受けてください。

急性心筋梗塞

急性心筋梗塞は狭心症の悪化が原因で起こる心臓の病気です。激しい症状が必ずしも起こるとは限りませんが、強い胸痛が特徴です。みぞおちの圧迫感、左腕の内側に焼けつくような痛みを感じることがあるでしょう。

大動脈解離

大動脈解離は高血圧などにより大きな動脈の血管壁が裂け、血液が別の経路で流れる非常に危険な状態です。胸痛だけでなく、背中や腰、喉まで痛みが進むこともある病気です。

血圧が上がってしまう原因

胸痛を伴う代表的な肺の病気は、病院の胸部X線検査でわかります。

気胸

気胸は肺の表面に風船のようなできものがパンクし、もれた空気が肺を圧迫することで胸痛をきたす病気です。突発的な胸痛と息苦しさが特徴で、気持ちを落ち着かせようとして深呼吸をすると痛みが増強して長引きます。軽度の場合は無症状のまま自然治癒しますが、重症になると空気が心臓を圧迫するため注意が必要です。

胸膜炎

胸膜炎は肺を包んでいる二層の薄い膜が炎症し、胸痛をきたす病気です。感染症や悪性腫瘍が原因で起こるのですが、風邪に似た症状であるため、見逃すことも多い疾患と言われています。しかし、胸膜炎は深呼吸をしたり咳き込んだりすると、胸痛がますます悪くなるのが特徴ですから、呼吸困難になることがあります。

左腕の痺れ・肩の痛み

胸痛と一緒に左腕の痺れを感じたら、狭心症や心筋梗塞を疑いましょう。心臓の筋肉に上手く酸素が行き渡らず、ポンプの役割ができなくなっている可能性があります。また、肩の痛みが胸痛と合わせて起こる場合も、狭心症や心筋梗塞の可能性があります。首や背中、顎にも痛みが広がる場合も要注意です。

胃痛・むかつき

食事と関係なく胃痛や胃のむかつきが胸痛と一緒に出る場合は、心筋梗塞の可能性が高まります。ただし、胸痛がない場合でも消化器症状だけ起こることがあるので、胃腸の病気と区別しなくてはいけません。判断に迷うときは、我孫子市のかかりつけ医に相談を。

息苦しさ・酷い咳

胸痛に合わせて息苦しさが起こるときは、まず心臓疾患を疑いましょう。胸痛と同時に息苦しさが出た場合は、迷わず救急病院へ向かってください。胸痛に合わせて酷い咳を生じる場合は、心臓疾患や胸膜炎を疑って検査を行います。

我孫子市で胸痛の相談をしに病院へ行くかどうか迷っている方に、胸痛が起こる病気の種類、胸痛と併発して起こる症状について詳しく解説しました。胸痛や高血圧が気になり、病院で検査をしたいとお考えの方は、我孫子1丁目のいとう内科循環器科へお越しください。患者さんの症状に合わせて適切な処置を行います。CTやMRIなどの精密検査が必要な方には、東京慈恵会医科大学附属柏病院をご紹介します。